内定者 面接座談会 -TALK.02-
「面接官に聞いてみた! 面接の本当のところ」
気になっていても滅多に聞けない面接のチェックポイントや面接官の声。
面接官との座談会で、内定者が逆質問して振り返ります。
RYUTO KINAI
人事の方は学生からするとその企業の顔
YUYA HIGUCHI
かわしんの面接は人物重視?
内定者の共通点は?
KEITA YOKOTE
面接官も緊張されますか?
MIKI TATSUTA
回答に時間がかかっても
ニコニコ待ってくれた
対策してきた姿より自然な対応を
対話の中から個性を引き出す面接
喜内
面接ではどこに注目されていましたか?
面接官
まずは人となり。今までどんなふうに過ごしてきたのか、それを自然な会話の中から知りたいと思っていました。
横手
面接は雑談も交えながら質問が進んでいって、話しやすいなと思いました。親戚の叔父さんと話しているような、堅くならないようにしてくださる印象でした。
喜内
昨年の冊子に「三次面接の面接官が怖い」と書いてあったので「怖い人なのかな?」と思って部屋に入ったら、実際はそんなことはなくて安心しました(笑)
面接官
ありがとうございます(笑)まずは皆さんが緊張せずにリラックスして話せるように、そこは意識しました。三次面接は1人あたり20分くらい時間をもらっていたんだけど、楽しく話せたからか予定より長くなってしまうこともありました。それだけ皆さんとじっくり話すことができて嬉しかったですね。
辰田
想定外の質問で回答に時間がかかっても、ニコニコしながら待ってくださったので落ち着いて受け答えできました。面接の回数が多い理由を教えてください。
面接官
質問を変えて、いろんな人の視点で見たいという思いはありました。毎年同じではなく、今年は4回面接ができる状況にあったということでもあります。面接に来てもらう度に志望度が上がるといいなと。回数を重ねてたくさん話す中で「一緒に働きたい」と思ってもらえたら良いなと考えていました。ちなみに面接で大変な思いをされたことはありますか?
喜内
かわしんではないですが、大変だったことはあります。席に着くなり「君、勉強好きじゃないでしょ?」と言われて。なんでそんなこと言われるんだろうと不審に思いながらも、きちんと自分の想いは伝えようと回答したことがありました。人事の方は学生からするとその企業の顔。人事の方や面接官の印象は、その企業のイメージに直結するなと感じました。
面接官
あえて意地悪な質問をして学生さんの反応を見ているのかもしれないね……。自然な様子を見せてもらうほうが大切だと思いますね。
樋口
質問に回答してもリアクションがないとテンションが下がるし、「これでいいのかな?」と不安になることがありました。かわしんの面接官の方は「ちゃんと聞いているよ」と笑顔で反応してくださるので話しやすいなと思っていました。
かわしんの面接では人柄を重視されていると聞きますが、内定者の共通点はありますか?
面接官
私たちの仕事は対お客さまなので、お客さまの前できちんと会話ができるかなということを常に想像していました。内定者の皆さんは、セミナーで集まってもすぐに仲良くなっていましたよね。1つのチームのようで、一緒に仕事をしているような雰囲気があった。私たちの仕事は1人ではできないので、そうしたコミュニケーション力は大切ですよね。
横手
会話ベースで話を聞いてくださったのは、そういう狙いがあったんですね。
樋口
自然に話ができるので、普段の会話口調になってボロが出てしまったんじゃないかと心配することもありました(笑)
面接官
たとえボロが出ても普段の人柄を知ることのほうが重要だと思います。かしこまり過ぎるとお互い緊張してしまうから(笑)
横手
面接官も緊張されるんですか?
面接官
すごく緊張していました。かわしんの場合、面接で必ず聞くことがルール化されているわけではないので、対話を楽しみながら皆さんとお話しできたのは良かったです。
それに、私たち面接官も1人の人間で、判断に迷うときがあります。面接の直前には、面接官同士で情報交換をするのが自然なルーティーンになっていて、前の面接で感じたことを引き継ぎしたり、自分の印象や判断にズレがないか別の人の視点でも確認してもらえるようにコミュニケーションを取りながら面接に臨むようにしていました。
喜内
最終面接のときに椅子を戻さずに部屋を出ようとしてしまいました。そういう失敗はどれくらい結果に影響しますか?
面接官
「気づいたんだね」って言われていたよね(笑)そこで合否が決まることはないと思いますよ。あの時、気づいて戻しに行ったのは良かったと思います。
樋口
恥ずかしい経験で言えば、スーツのしつけ糸を着けたまま面接に行ってしまったことがありました。
面接官
そういう学生さん、よくいますよ(笑)マナーや身だしなみは、本人が意識すれば直せること。それよりも「一緒に働きたい」と思うような人柄が大事ですよね。